テレビでやってた「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」
インディ・ジョーンズシリーズ正式なナンバリングタイトルの4作目に当たる作品。
昔、魔宮の伝説を映画館で観た時ハリソン・フォードのあまりのかっこよさにしばらくあの人は俺の兄なんだと思い込んでました。
時を重ね、3作目から実に15年?近くぶりの4作目。
憧れのセレブの老いを見せつけられた感じです。
一度ビデオで鑑賞。
映画館行かなくてよかったなと思いました。
あの荒唐無稽なストーリーを素直にたのしめなかったのは果たしてハリソン・フォードかそれとも俺が老いたのか。
ネタバレは避けますが、まさかのあのオチ、そして強引なテーマソングの挿入。
なんぼなんでもおいてけぼり過ぎるストーリーの流れとインディ・ジョーンズのもっさりとしたアクションに鑑賞後呆然としたものでした。
そんな記憶も薄れた頃のテレビ放映。
たまたまつけたらやってたのでまったりと鑑賞。
なんか、DVDで観た時よりも許せましたよ。
最後まで観た訳ではないのですが、日本語吹き替えが合ってたのか、それとも海外ドラマぐらいの感覚で鑑賞したのがよかったのか、あくまで王道エンタメなその作りは安心して見れました。
ナチスやロシア(ソ連)はあくまで悪役。インディ・ジョーンズは絶対ピンチを切り抜ける。適度なロマンス。見るものの度肝を抜く驚愕のラスト。そして力技の極北のようなハッピーエンド。
ハリソン・フォードが悪かった訳じゃない。彼は人として当たり前に歳を取り、そして歳相応のアクションを精一杯やったのだろう。そう思うと少しだけホッとしました。不思議と。
ツッコミ所は腐るほどある作品で、そもそもシリーズのファンですら楽しめるかどうか疑問。むしろ初見の人のほうが素直に楽しめる作品かもしれません。
インディ博士はあのコスチュームをずっと残してるのかとか、鉛の冷蔵庫で核爆発の直撃から逃れられるのかとか、ものすごい磁力を放つクリスタルスカルに他の鉄製品は影響受けないのかとか、挙げていけばきりがない。
誰かが観たいって言っても反対はしないけど賛成もしないだろう。人生には無駄な時間も必要だから。この作品よりもクズ映画なんてそれこそ星の数ほど存在するのだから。
でも俺は思う。
最近のハリウッドアクション映画の手抜きストーリー映画の中でもずば抜けて手抜き感の強い本作。ハリソン・フォードとかシャイア・ラブーフが出てるインディ・ジョーンズシリーズというだけで売ろうとした感のある本作。そもそも「最後の聖戦」と銘打ったタイトルを裏切るまさかの新作。作ってはいけなかった4作目。
ここまでタブーをやってしまったのであれば、もういっそのこと新シリーズとして続けていってもいいんじゃないかと。
世界にはまだまだインディ・ジョーンズが挑むべき謎が存在する。彼は考古学者であり冒険家なのだから、あのコスチュームに鞭を装備して世界のどこまでも行ってほしい。
荒唐無稽でもなんでもいい。
ただしっかりとインディ・ジョーンズが活躍してくれたらそれでいい。
だけど、これは本当に一ハリソン・フォードファンとしてせつない願いなのだが、新作作るならもうジェームズ・ボンドみたいにもっと若手を起用してもいいんじゃなかろうか。
インディ・ジョーンズという冒険家を一躍有名人にしたのはハリソン・フォード、そして若手がその血を受け継いでインディ・ジョーンズの伝説を語り継いでいく、そんな形の存続もあっていいんじゃなかろうか。
アクションスターではなく性格俳優的なポジションにむかっているハリソン・フォード、彼のインディ・ジョーンズはもちろん見続けたい、でも観たくない。乙女のような複雑な心境に陥る。
いや、もういいんじゃないのか?
英雄は老いて死なず、ただ去りゆく、そんな感じで。
ハリソン・フォードはまだまだ若い。どんどんファンの前に姿を現してくれるだろう。そしてときにはアクションも披露してくれるにちがいない。だけどそれが別にインディ・ジョーンズシリーズじゃなくてもいい。
そう思う。
ちなみに俺が一番好きなハリソン映画は、「モスキート・コースト」。